BARATEE

イッタラ ティーマのマグカップ

こちら、フィンランドのメーカー『イッタラ』の定番中の定番『ティーマ』シリーズ。
かのカイ・フランクデザインの有名な食器…長くなるので詳細は省きますが名品ですね。

そんな世界で長年愛され続ける名品に唐突に出会ったのは、数年前の会社の大掃除。
「もえないごみ」エリアに切れた電球やら欠けた食器やらが
無造作に山と積まれた中に、それはあったのです。
イッタラが打ち捨てられている衝撃ったらなかった。(←韻を踏んでみました)
これまた100均にありそうなファンシーなマグカップと一緒に
廃棄されかけていたことに大ショック!!おおきくのけぞった反動で秒速で救出。
仔ねこ拾うってこんな感じだろうか。ひっそり、大事に抱えて連れて帰りました。


改めて確認してみましょう。サイズはどうやら300mlタイプ。
無機質だけどこの寸足らず感に愛嬌を感じるではないですか。
他にも400mlサイズもあって、こっちはちょっと大人びている気がする。
それにしても、確かにシンプルだ。シンプル過ぎるよ。
これ以上ないだろうという徹底的にシンプルなフォルムで、しかも白いのだから。
なるほど、興味がない人に断捨離されてしまったほど主張がない。
でもよく見てください。ちょっとただ事ではないですよ、このライン。
凸たり凹んだり野暮な主張はないけれど、存在感があるではないか。
どちらかというと包容力と言おうか。

その後もしばらくは特別扱いするでもなく何気なくマグカップのひとつとしてつき合っていた。
のだが、ある時このデザインのすごさをはっきりと感じ取れた瞬間がやって来た。
さまざまな考えごとでアタマがごちゃごちゃしていた時。
飲めるようになったばかりのコーヒーを淹れ一息ついていると、
ノイズがみるみる消えてゆき、
気持ちがすーっとニュートラルにチューニングされるような感覚を覚えたのです。
すごい!すごいよカイ・フランク!
やるじゃんカイ・フランク!

その時の印象から、ブラックコーヒーがとても似合うと感じたので、
我が家ではコーヒー係を任命しました。
ブラックコーヒーということで甘いものとの相性もいい。
たとえばこんなスイーツと相席するならカラフルな柄物やデコラティブなフォルムのものより
やっぱり潔いほどシンプルなマグが見た目の相性もいいと思うのです。

静岡鷹匠・グルノーブルの艶やかなスイーツ三姉妹とともに。

器の裏をひっくり返して見るのはマナー違反らしいのですが、
底のロゴマークをチェックしてみましょう。
このマークが現行販売しているものと異なり『イッタラ』と『ティーマ』のロゴが同居しているのは
ティーマがアラビアからイッタラへ移行する期間に作られたものだそうです。
ほほう、そんな生まれの秘密なんかも知ってしまうとますます情が沸いてしまって困る。

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