市川海老蔵さんがダイエット成功した方法が「卵ダイエット」です。
1日8個のゆで卵を食べて20kg減らしたとのことで、注目を浴びつつあるダイエット方法です。
しかし気になるのがコレステロール問題で、1日2個の卵を食べてしまうとコレステロール摂取基準をオーバーしてしまいます。
そこで、卵ダイエットは本当に大丈夫なのか、そして卵にはどのようなダイエット効果があるのかをご紹介します。
卵のダイエット効果とは?
コレステロール問題の前に知りたいのが、卵で何故痩せられるのかです。
卵は栄養素が豊富に含まれているだけでなく、カロリーが控えめになっているため置き換えに適している食べ物です。
1個の卵に含まれているカロリーは約81kcalと低く、2個食べてもご飯1杯に比べてカロリーを抑えられます。
そして卵にはレシチンが含まれています。
このレシチンは代謝を促進してくれる働きを持っているため、脂肪燃焼がしやすくなります。
更にレシチンには水と油を合わせる乳化作用があります。
乳化作用によりコレステロールを血中から排出できるようになるため、血液循環が良くなるという効果にも期待できます。
カロリーを抑えつつ脂肪燃焼がしやすくなる効果を得られるため、卵でダイエットが可能になります。
問題のコレステロールは大丈夫?
コレステロール問題は本当に大丈夫なのかですが、昔なら卵でダイエットはおすすめすることができませんでしたが今はおすすめできます。
コレステロールを過剰に摂取すると体に悪影響を与えてしまうため、厚生労働省が摂取基準を設けていました。
しかし、研究を重ねていくうえで、コレステロールを基準値以上に摂取したとしても問題ないことがわかりました。
コレステロールは、摂取する量よりも肝臓で作られる量が多く、必要量の約70から80%を占めています。
残りの20から30%は摂取して補うのですが、もし過剰摂取したとしても肝臓がコントロールをして作る量を減らしています。
そのため、基準値を超えてしまったとしても、肝臓のコントロールにより悪影響を与えるほどの量にならないということがわかったため、2015年に摂取基準が削除されています。
20個30個と相当数卵を食べると悪影響を与える可能性が考えられますが、2個や3個と適度な量なら特に気にすることなく食べられますので、卵で置き換えダイエットは可能です。
コレステロール問題解決しても注意点はある
コレステロール問題が解決しても注意点がなくなったわけではありません。
まず、卵には様々な栄養が豊富に含まれているのですが、ビタミンCと食物繊維が含まれていません。
卵を置き換えるのは問題ありませんが、しかし、どうしても含まれていないビタミンCと食物繊維が不足しがちになるので注意が必要です。
ビタミンCと食物繊維が不足しないようにするためにも、野菜やフルーツも一緒に食べるようにすることがおすすめです。
また、成功しやすくするためにもできるだけしっかりと茹でるようにしましょう。
卵は調理の仕方次第で腹持ちが悪くなってしまいます。
半熟のゆで卵だと、噛む回数が減ってしまい満腹中枢を十分に刺激することができません。
さらに消化スピードも早くなってしまいますので、しっかり茹でて固くし、噛む回数と消化スピードを遅らすことがおすすめです。
もう一つ置き換えは1食だけにして、他の栄養も考えつつ食事にすることがおすすめです。
2食3食と卵ばかりにしてしまうとどんな料理にしたとしても飽きてしまいますし、栄養不足になりやすいです。
飽きずに続けるためにも1食だけにしましょう。
まとめ
卵はコレステロール問題がなくなったことにより、置き換えダイエットが可能になりました。
コレステロール摂取量を気にすることなくダイエットできますが、飽きと空腹の回避と栄養不足解消の工夫が必要です。
カロリーと栄養を気にしつつ1食置き換え卵ダイエットをしましょう。