高校野球で有名な、石川県の星稜高校。しかし、今年に入ってから1年に3人も監督が交代する不可解な「事件」が起きているというのです。
しかもその原因は、田中辰治監督の不祥事だということが報じられています。
いったいどういうことなのか、詳しく調べてみました!
田中辰治のプロフィール・経歴
ではまず、その田中辰治監督のプロフィールを見ておきましょう。
【 #高校野球 】センバツ8強の石川・星稜がヒヤヒヤ初戦突破 田中辰治新監督が公式戦初勝利 https://t.co/i6PUbY1IoE #野球 #baseball #yakyu pic.twitter.com/SdNzsWjBnb
— スポーツ報知 プロ野球取材班 (@hochi_baseball) April 17, 2022
名前・田中 辰治(たなか たつはる)
生年月日・1977年6月4日
年齢・49歳
出身地・石川県金沢市
田中辰治監督は大学卒業後の2001年、24歳の時に星稜中学野球部の監督に就任されました。
ずっとコーチなどを担当してきて順調な経歴のように思うのですが、前任の山本雅弘監督は名将ということもあり、プレッシャーで胃潰瘍で入院してしまったようなのです・・・。
それをはねのけて、2007年に監督として初の日本一を獲得!2022年に退任するまでに、中学を8度も日本一に導いているのです。
そして2022年に、星稜高校の監督に就任。
しかしすぐに、不祥事が起こってしまうのです。
田中辰治の学歴(出身高校・大学)
「よくここまで勝ちあがってきました」と、選手をたたえた星稜中・田中辰治監督。写真右が田中先生で、左が五田祐也コーチ。星稜高校OB、山下智茂総監督の教え子です。田中先生はマネージャーとして夏の甲子園準優勝、五田コーチは松坂世代のときの主将。 pic.twitter.com/DLRV4rto
— 大利 実(『中学野球の未来を創るオンラインサロン』始めました) (@mino8989) August 21, 2012
田中辰治監督の学歴ですが、
学歴・星稜中学校→星稜高校→金沢星稜大学
となっていて、星稜の出身なんですね。
中学1年の時には全日本少年軟式野球大会で3位に入るほどの活躍をされていましたが、中学2年生のときに椎間板ヘルニアを発症。
これ以上選手としてプレーできず、星稜高校に進学後にマネージャーを務めました。
3年生のときには夏の甲子園で準優勝。
そして大学に進学し、そのままコーチとして星稜高校野球部の指導を担当されました。
もうずっと星稜で野球に関わっていた、ということなんですね。
試験問題漏えいの内容
発売日前だけど
売ってる
金沢だからかな…。お薦めです!#星稜中学校野球部#田中辰治#人間性も野球も日本一 #星稜 pic.twitter.com/Zd7u5R5Xwm
— あみ (@hearthugs_ami) June 2, 2021
では今回、どういう問題が怒っているというのでしょうか?
今年7月28日付で、出勤停止180日の懲戒処分を受けていたことが判明しました。
実は田中監督は、星稜高校と星稜中学校で現代社会と政治経済を担当する教員でもあります。
何と教師なのに、校内の試験問題を「漏えい」していたようなのです・・・。
その内容について、
「田中氏の親族が星稜で学んでいるのですが、田中先生がLINEを使い、校内の試験問題の内容をこの親族に事前に教えたのです。それが生徒の間で噂になり、保護者まで知るところとなった。そこで学校側が、やむなく弁護士らの第三者委員会を設置して調査したところ、試験問題の外部流出が認められ、重い処分になったのです」(前出・関係者)
いかなる「漏えい」だったのか。田中監督が試験問題を流出させた「証拠」と見られているLINEのスクリーンショットを、現代ビジネスは入手した。生徒らの間で出回っているものだ。これによれば、【監督】という名前の人物が、今年5月10日12時10分に以下のLINEを送っている。
《内緒やぞ 〇〇(注・親族の名前)に伝えて》
ここには政治経済の試験問題と配点入りの模範解答が添付されている。問題には図版に修正液がついていることから、作成したばかりの問題だと思われる。【監督】のアイコンにあるのは、薄いイエローのユニフォームと青の野球帽の顔写真。田中監督の著書『人間性も野球も“日本一”』の表紙写真にそっくりのものだ。
同じ日の18時27分にはご丁寧に解答用紙まで添付したうえ、《〇〇のテストこちらでお願いします》というLINEが送られている。
はっきりとLINEで証拠が残っているようですね・・・。
しかしこのことはすぐに公にはならず、「就任したばかりの田中辰治監督(45)が5月に体調不良でまさかの離脱」と、地元の新聞には掲載されていました。
この体調不良は嘘ではなく、2022年5月に練習中に田中監督が倒れ、救急車が呼ばれたことがあったそう。
実はもうその時にはいろんなトラブルがあって、精神的に追い詰められていたそうですね。
では、田中監督の評判も見ておきましょう。
不信感しかない田中辰治の評判は?
そのトラブルについてですが、
・負けた部員を前に『今日は許さない』と選手を罵倒
・普段の練習でも『このアホが』『バカか』と怒鳴る
・サインが出せないため、すぐ敵に見破られる
選手やOBからの不満だけでなく、
・野球部員の体力データ測定や分析を専門家に依頼するとの名目で、突然保護者会に年間約130万円の費用負担を求めてきた
と、保護者からも不満が溜まっていたそうです。
退任後にお金は返金されたそうですが、自己啓発の雑誌を買わされたりとその他にも金銭面で不満もあったようですね・・・。
しかしこのことはマスコミに流れず、田中監督はクビにもなっていません。
出勤停止後の来年1月に学校に戻ってくるようで、もう恐ろしいですよね。
さすがに今回大きく報道されたので、そのまままた学校に戻ってくるということはない気がします。
世間の反応
・田中先生の行為は非常に残念です。野球部の子たちの姿を知っているから余計に。
・林監督の時の方が良かったな、まあ問題になった事もあったけど
あれも生徒の為を思っての事が暴走しちゃった訳で
田中監督とは取り組む姿勢に大きな差があるな・田中先生は、記事に書かれているような指導者ではないと信じてます。対戦したり本人に会ったことがある人ならば、田中先生の人柄や指導力の素晴らしさはわかってるはずです。
・これは言っておきたいが、星稜高校野球部は他校の野球部に比べても真面目で挨拶もちゃんと出来て強豪校だけど勉強もしっかりやってる。
問題を起こしたのは田中であり、このような人物を監督にした学校側の責任で生徒達は何も悪くない。
中には田中監督を擁護する声もありました。
確かにちょっと一気に不祥事が起きすぎて、違和感も感じますよね。
まとめ
以上、星稜高校の田中監督について調べてみました。
最近こうしたスポーツの強豪校の不祥事がたくさん報じられているように感じます。
パワハラなどに厳しくなったということもあるかもしれません。
ですが試験問題の流出はまた別問題ですね・・・。
スポーツを真面目に頑張っている生徒たちが本当にかわいそうです。
早く事態が落ち着くことを、祈りたいですね。