国立がん研究センター中央病院のシステム導入で、企業に便宜を図った見返りを受けたとして、中央病院放射線技術部長、麻生智彦容疑者(56)が逮捕されました。
その見返りとして、医療システム開発会社の岡部幸夫容疑者(65)からタブレットなどの見返りを受けたとのこと。
いったいどういう事件なのか、詳しく調べてみました!
麻生智彦が起こした事件の概要
国立がん研究センターの病院の部長が、収賄の疑いで逮捕された。
国立がん研究センター中央病院の部長・麻生智彦容疑者(56)は、医療機器の調達で便宜を図った見返りに、医療システム開発会社の岡部幸夫容疑者(65)から、97万円相当のタブレット端末などを受け取った疑いが持たれている。
神奈川県警は、東京のがん研究センターを捜索し調べている。
麻生智彦容疑者は国立がん研究センター中央病院の部長を務めており、医療機器の便宜を図った見返りとしてタブレット端末などを97万円相当受け取ったとのこと。
部長という立場を利用して、タブレットを受け取ったメディカル社しか参入できない内容の仕様書を作成したというのです。
そして2021年3月22日ごろにタブレットを受け取った罪に問われています。
要は談合に似ている感じですね。メディカル社とは今回の事件とは別に、過去2年間で2件のシステム保守契約(計約1660万円)を結んでいたというので、以前から何らかの関係が続いていたようです。
国立ガン研究センターの場所は?
国立ガン研究センターの場所はこちらです。
東京都の築地にあり、とても大きなビルです。
麻生智彦容疑者は中央病院放射線技術部長を務めていました。
麻生智彦の学歴や経歴
麻生智彦容疑者の学歴や経歴を調べてみました。
中学高校はバレー部で汗を流し、大学は薬学部を目指していました。
しかし学費の問題で、それまでに興味のあった診療放射線技師を目指すことにし、その方面の大学に入学。
具体的な学校名などは、公表されていませんでした。
大学卒業後は、先輩の誘いで「国立王子病院」に就職。
8年間勤務し、「国立東京災害医療センター(現在の国立病院機構災害医療センター)」に異動。
平成10年から国立水戸病院(現在の水戸医療センター)で3年間勤務してまた災害医療センターに戻ったのですが、平成19年に国立がんセンター中央病院へと転職をしたとのことです。
麻生容疑者は「医療情報技師」という立場で、いわゆる「みなし公務員」だそうです。
放射線部門で新たに導入する医療機器や管理システムの発注内容を決める権限を持っていた立場であり、現在はわりと上の立場にあったことが分かりますね。
麻生智彦の顔画像や家族構成は?
麻生智彦容疑者の顔画像は、こちらです。
引用:https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/radiological_technology/020/index.html
第2部2人目の演者は、国立がん研究センター中央病院の麻生智彦氏。「First Time Right に求められる検査画像とは」がテーマです。 pic.twitter.com/t2mF9FiJaA
— Mitsuhashi@INNERVISION (@innavi_mit) July 21, 2018
麻生智彦容疑者の家族構成については、特に情報が見つかりませんでした。
56歳という年齢を考えても、おそらく結婚しお子さんがいたかもしれませんね。
もし家族がいたとしたら、このような事件を起こしたと分かったら本当にショックだったと思います。
世間の反応
・国立がんセンターは税金の投入額、規模の割に大した研究もなく、何してるのかよくわからない施設だ。
規模を縮小するか、潰した方がいい。・昭和より企業側もコンプライアンスが厳しくなったので
大手系企業では起こりにくくなったが、
国立系は大なり小なり時々事件化して、逮捕者が出ています。・この部長さんも昔の感覚でやってしまったんでしょうね。
今回は100万円程度ですが、余罪があるかも知れません。・贈収賄事件の検挙が少ないなかで、東京地検特捜部は国家機関をビシビシ摘発されている中でも、警察機関が国の機関に鉄鎚を下すのは久しいですかね。
全容解明のため神奈川県警の総合力を発揮してください。
捜査員の方々、御苦労さまです。
今回は100万円での摘発でしたが、余罪がある可能性が高そうですよね。
国立という立場の病院ですし、こうした賄賂などはしっかりと取り締まってほしいですね。
まとめ
以上、麻生智彦容疑者について調べてみました。
ある程度立場が上の人だと思いますが、それでもお金のためにこのような犯罪に手を染めてしまったのでしょうか?
昔はよくあった事件のように思いますが、現代でも犯罪は犯罪なのでしっかりと取り締まってほしいですね。