女子生徒の下着が盗まれるという事件が起こりました。
それはラグビー部の合宿中のことで、被害にあった女子生徒はマネージャーだったのです。
外部の犯行であることをきっと願ったでしょう。
ですが最悪のラグビー部員の仕業であることが発覚してしまいました。
しかも全国高校ラグビー大会への出場権を獲得した強豪校の「北海道北見北斗高校」で…。
北海道北見北斗高校で下着ドロ
下着が盗まれるという事件が起きたのは、2022年8月に行われた夏の合宿でのことでした。
(前略)
合宿中に起こった“下着ドロ事件”
そのラグビー部を揺るがす事件が起きたのは今年8月。北見市郊外で行われた合宿でのことだった。
「合宿中に女子マネージャーの下着が何者かによって盗まれたのです。盗まれた女子マネージャーは同行した教員らに被害を報告しました」(学校関係者)
部員に聞いても犯人が名乗り出なかったため外部の犯行も考えて警察を呼ぶことに。すると現役の男子部員が観念して「自分がやりました」と犯行を認めた。
被害者のマネージャーは、夏休み明けにさらに酷い仕打ちを受けた。
「事件を起こした男子部員は練習を休みました。その原因を被害者が許してくれていないからだと思った部員がいたのです。逆恨みに近い感情を持った部員が、被害者をさらにいじめたそうです」(別の学校関係者)
問題をよそに、9月24日、ラグビー部は全国大会の北北海道予選で優勝。13年ぶり38度目となる花園への切符をもぎ取った。だが、“下着ドロ事件”はその後も尾を引いた。
(後略)
(記事引用元:Yahooニュース)
北海道北見北斗高校ラグビー部
「「事実を公表すべきだと思います」今年も花園出場の名門高で“下着ドロ” 保護者説明会」部活教育、健全じゃない。盗んで仲間意識で逆恨みやいじめとか卑怯だ…。下着はいずこへ…#学校における部活動の存続に抗議します#部活廃止https://t.co/HZIv8CsyxH
— theworldbluee019(巡礼者) (@theworldbluee01) November 9, 2022
犯人が名乗り出なかったため警察を呼んだあとで、たまりかねて名乗り出たのでしょうね。
被害にあった女子マネージャーに好意を寄せていたのでしょうか。
それとも年ごろで女性の下着に興味があって我慢ができなかったのでしょうか。
学校側は表ざたにしたくなかったからなのか、保護者への説明をしたのが2022年10月28日でした。
2カ月半後の説明会でも「教育的配慮」という言葉を多用して、ラグビー部で起きたことさえ詳しい説明をしなかったということです。
「花園」への出場権を掴んだラグビー部はこれからどのような対応をするのでしょうか。
北海道北見北斗高校の場所はどこ?
北海道北見北斗高校は北海道北見市北斗町一丁目にある道立高等学校です。
さすが北海道ですね!
敷地がめちゃくちゃ広いです。
(画像引用元:北海道北見北斗高校㏋)
全国大会出場が決まった時のラグビー部のブログには、生徒たちの姿がアップされていました。
(画像はモザイク加工させていただきました)
今頃この部員たちの気持ちはどのように揺らいでいるのでしょう。
ラグビー部女子マネージャーの下着を盗んだのは誰?
ラグビー部女子マネージャーの下着を盗んだ犯人は、ラグビー部の現役の男子部員です。
氏名は公表されていません。
学年もわかっていません。
その男子部員は練習を休んでいるそうですが、そのことでなんと被害者の女子マネージャーが逆恨みされていじめられたのです。
学校側の説明と保護者の不信感
北海道北見北斗高校の学校側の説明会は事件から2カ月半経ってからのものでした。
校長と副校長に対して、保護者らは不信感をにじませ、2時間弱にわたって問題を追及する質問を繰り返したとこの記事には記載されていました。
(前略)
「学校が事件後、被害者に寄り添うケアをしなかったため、女子生徒を中心に『ひど過ぎる』との声があがり、学校への不信感は増すばかりだった」(同前)
下着ドロボウ事件から2カ月半を経てやっと開催されたのが保護者説明会だ。小誌はその音声を入手(音声は「 週刊文春 電子版 」で公開)。校長は、「生徒への指導の不手際により被害生徒が深く傷ついたことを校長として大変深く受け止めています」と謝罪するが、「教育的配慮」の語を多用して、「ラグビー」という名称を一切出さず、どこで何が起きたのか具体的な説明を避けたため「きちんと説明してもらわないと分からない」との厳しい声が保護者から相次いだ。
そして、ある保護者からは、
〈事実を公表すべきだと思います、今のうちに。例えば花園に出場した段階で、こういうのがバレた時に、出場する選手はもっとバッシングを浴びます。炎上もするでしょう。そしたら、あなたたちは被害者を増やすことになるんですよ!〉
しかし学校側は最後まで「教育的配慮」を主張し、具体的な説明は避けたという。
小誌が学校に事実関係を尋ねると、校長から電話で「教育的配慮の観点から回答は差し控えます」との回答があった。
(記事引用元:Yahooニュース)
結局、学校側は「教育的配慮」を最後まで通しぬき、具体的にはなにも説明をしなかったということです。
下着を盗まれるというのはとても恥ずかしく、そして屈辱的な犯罪です。
それなのに逆恨みでいじめまでされたのではその被害にあった女子マネージャーはまったく学校からは放置されていたということになります。
そのようになったいきさつも、きっと学校側の対応が曖昧だったり遅かったから、不安になった部員たちが起こしてしまったことでしょう。
保護者からも不信感が強いばかりでなく、きっと学校の生徒のほとんどが不信感を持っているように思えます。
世間の反応
この事件に対する学校側の態度への世間の反応がこちらです。
教育的配慮とは本人が高校を卒業できるように、更生するように、外部やマスコミから守ってあげること、きちんと教育的指導をしてあげること、
今回の件が集団的行為でなく単独によるものであれば、他の部員のために部としての大会出場できるように段取りをしてあげることです。
ただ学内では事実関係の報告があって良いでしょうし、
少なくとも被害生徒の心の傷のケアを優先してほしいです。
隠すこと、悪く言わないことが必ずしも教育的配慮ではないでしょう。
「教育的配慮」って、事件を隠蔽すること?
違うでしょ。
加害者には二度と繰り返さないように指導し、ただ将来もあるので罰するだけではなく、更生に導くこと。
被害者にはきちんと寄り添うこと。
もちろん、加害者の将来も保障してあげねばならないが、うやむやにひた隠すのではないと考えます。
他の生徒や保護者にとっても、学校の安全性に対する信頼が失われるでしょうし。
似た話をよく聞きますが、第一義的には窃盗をはたらいた生徒が悪いのは間違いないです。
が、それをキチンと正し、必要な処罰を与えるのが、本人のためであり、被害者にとっても納得のいく区切りのつけ方。
さらに、部活動(大会出場)に影響あるなら、部員たちのケアも教育のひとつ。
これをせずして、教育的配慮を隠れ蓑にしてフタをしようとする姿勢に怒りを感じます。
フタして守ろうとしたのは、生徒の心ではなく、他の生徒や保護者、教育委員会、高体連、地域などに、赴任中の不祥事で頭を下げたくない教員自身だと見られても仕方ないと思います。
同じ市内に住むものです。うちにはこの高校とは違う高校に通う息子がいます。
息子にこのことを知っているか聞いてみたところ、息子の周りでは殆どの人が知っていて、この事について口外しないように北斗高校の校長自らが生徒に伝え、揉み消そうとしていた。また、その理由として花園への出場が取り消しになる、ここ数年定員割れをしていることもあり、来年度以降入学希望者が減る等だと高校生の間では広まっているそうです。
下着泥棒が事実であり、校長がそのようなことをしていたか真実はわかりませんが、同じ市内に住むもの、同世代の子供を持つ親として、久しぶりの花園出場を喜んでいただけに加害者、学校、その後被害者に嫌がらせをしていた部員に対して残念だし、恥ずかしく、腹立たしく思います。
北海道北見北斗高校の学校側の対応は避難されて当然かもしれません。
自分を、学校を守るための行動なのかもしれませんが、事なかれ主義で生徒を守れるはずはありません。
スポーツの世界はとても厳しく、団体責任というものがあることはわかっているからこその対応なのかもしれませんが、罪を隠して出場した選手たちの将来のことまで考えているのでしょうか。
まとめ
高校生にとって部活は生き甲斐であり、全国への切符を手にした部員たちやその関係者はきっと自分の頑張りを誇りに思っていることでしょう。
その誇りを濁らせたまま出場させ、一生心に重荷を背負わせてでも学校の名誉を守るのが教育者ではないと思います。
犯した罪についてはきちんと向き合って責任を取らなければ、下着を盗んでしまった男子生徒の心を救うことはできません。
自分たちの仲間が罪を犯してしまったことを理解させ、隠さずにチーム全体で責任を取るべき時もあるはずです。
隠し切れない物をいくら包み込んでも、それは苦しく大きくなるばかりだと思います。